1. HOME
  2. お知らせ
  3. 最近のお墓事情と墓相について Vol.4

NEWS

お知らせ

最近のお墓事情と墓相について Vol.4

分家の初代で将来いつかは墓地が必要になるときがあるからと、石碑が一基のみ建立できる広さの墓地を買っておられた場合のお話をします。近くに良い墓地があるときにと、まだ使わない墓地を買ったときはそのままの状態で置いておく場合が多いですが、そのままでも勿論宜しいのですが、できれば墓地の巻石だけは囲っておいた方が良いです。それは一つには墓地の管理上の問題です。造成されたままの地面は固いですから草を抜くのが大変です。巻石で囲って内に本当の吉相用の土を入れておきますと、何十年たっても土が固くならないですから、草を根ごと簡単に抜くことができます。それと、一般的な霊園では長年買ったままで置いておきますと、買った面積が確保されているかどうか心配です。後年になって抗議をしても責任者も変わっていてどうしようもないこともあります。又、一つには巻石のない墓地は通路のように皆に踏まれます。墓地はその家にとって最高の聖地となる土地ですから他人の通路に使われてはいけません。理想を言えば初代でまだ亡くなった人がいなくても、巻石で囲って、そして木の塔婆(柱状の木に故人の戒名や先祖供養の文字を書いて祀るもの)を建て、分家としての先祖供養をするのが宜しいです。そして毎月一回以上はお参りを続けていけば、たとえ本家の方で先祖祀りに不備があっても分家への障りの来ることも防げますし、又、ご家族の方々も幸運に恵まれるようになります。

最新記事