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お知らせ

最近のお墓事情と墓相について Vol.3

狭い墓地でも吉相墓となる諸条件を備えていれば活力のある良いお墓とすることができます。その諸条件の中でも大切なことの一つに墓地内の土があります。最近は一般的に真砂土(粒子が少し粗いサラサラした土)を使用しております。石塊が混じっていないことはもちろんですが、色がコーヒー色(褐色)や黒色の真砂土を使ってはいけません。お家の庭園に使用するのはかまいませんが、墓地にはお墓用の明るい色(黄色・薄い赤色)の真砂土がありますから、それを使用しなければなりません。
 又、墓地の周囲の巻石の施工時に、基礎を作るときに掘った土をそのまま棄てずに巻石内に入れて不足分だけ新しい土を入れているのをよく見ます。現場の土は石塊や粘土質等でほとんどの場合お墓の土には適しませんから墓地の現場の土は巻石内に入れてはなりません。只、昔よりその家の埋葬地として土葬(火葬をせずに、お棺のままに埋葬する方法)をしていた墓地に巻石等の工事をするときは、埋葬地の土は埋葬されている人たちの遺体の一部と見ますから、できるだけ棄てないようにしなければなりません。掘り出した土には当然石塊や木の根が混じっていますから、それらを丁寧に取り除いて再び巻石内に戻します。あまりにも粘土質が強いときは真砂土を混ぜて使用します。お墓を新たに作る時はお話し申し上げたようなことは石材業者に任せきらずに皆様が強く言われることも吉相墓を作る上に大切なことです。

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